ネコちゃん巡回中
あさってから8月ということで、ヴァカンス真っ最中なパリです。マルシェのなじみの八百屋さんやお魚屋さんがお休みに突入したり、お友だちが旅立ったりして、なんだか少し寂しい気も。そんな寂しさを紛らわしてくれてるのが、ネコ周り!?そう、現在留守中の友人AちゃんとT夫妻のネコちゃん二匹の様子を2、3日に一回見回っているのです。
写真は、先月も数日様子を見に行ったAちゃんとこのブーバくん。とってもおしゃべりな猫で窓の外からずっとこちらに話しかけています。
あさってから8月ということで、ヴァカンス真っ最中なパリです。マルシェのなじみの八百屋さんやお魚屋さんがお休みに突入したり、お友だちが旅立ったりして、なんだか少し寂しい気も。そんな寂しさを紛らわしてくれてるのが、ネコ周り!?そう、現在留守中の友人AちゃんとT夫妻のネコちゃん二匹の様子を2、3日に一回見回っているのです。
写真は、先月も数日様子を見に行ったAちゃんとこのブーバくん。とってもおしゃべりな猫で窓の外からずっとこちらに話しかけています。
先週お友達夫妻が日本から旅行でやってきました。毎回の旅行にはテーマがあって、今回はエピスリー・フィンヌ(高級食材屋)めぐり。食いしん坊な彼らのすごい情報量にびっくり。いろんな食材やパリのお店を教えてもらいました。今回彼らが太鼓判を押していたのは、9区にあるRose Bakery。エピスリー・フィンヌというよりはカフェ・ベーカリーです。私も数年前に行ったことがありました。お店のナチュラルな雰囲気は気に入ったものの、閉店間際に行ったせいで、商品があまりなく、特に印象もなく忘れていたのです。
影響を受けやすい私、さっそく行ってきました。選んだのは高さ8cm程の円柱型の茶色の物体。これはクリームチーズの乗ったキャロットケーキ。濃厚なのに甘すぎず美味でした。
一緒に頼んだ巨大なポットに入ったルイボスティーをミッションのように一所懸命飲んでいると、スタッフの人たちのまかない準備が始まりました。内容は、さっきまでお店に並んでいたサラダ数種とトマトピザ。まかないの時だけスタッフになりたいけれど、スタッフの公用語は英語、不可能です……。
うちのマシンが昨日の朝、まるで火遁の術のように煙を伴って、消えはしなかったけれど、うんともすんとも言わなくなってしまいました。原因が判らずただ今入院中。というわけで普段は使わない小さなノートブックを使っています。今月からパリ市の公共の場所での無料無線LANサービスが始まったので、これを気に向かいの公園でインターネットも悪くないかも?
フランス革命記念日が終わると始まる夏のイベントQuartier d’ete(カルチエ・デテ)。内容はコンサートやダンスや演劇など。8月5日までやってます。早速パレ・ロワイヤルでフィリップ・ドゥクフレのダンスを見てきました。招待客受付に並んでいるマチュー・アマルリックを発見。先日Le Scaphandre et le papillon(潜水服は蝶の夢を見る)見たばかりだったので、ちょっと興奮してしまいました。プライベートでダンスを見に来てるのだから、声をかけて目立たせてしまうのも悪いなと思い、2メートル前から見つめるのみの気の小さい私。想像より素敵な方でした。
内容は簡単に言うとコメディ・ストリップでした。演出はドゥクフレさんということで、笑いの多いセクシー過ぎない楽しい舞台。中でも太っちょのミシュリーヌとメルセデス姉妹はかなり強烈でした(彼女達は詰め物で太っちょになっているので、完全なストリップはしてませんが)。あちらこちら激しく動き回るので、二人揃ってカメラに収めることができませんでした。イラストでも見てみたい方はコチラ→。
左上写真は、会場に来たお客さんを楽しく強引に案内するミシュリーヌ(またはメルセデス?)。
パリ市の自転車貸し出しサービス「ヴェリブ」(5月27日のジャーナル参照)が7月15日誕生しました。私と同じ誕生日という勝手なこじ付けで、早速試してみました。3段変速(変速機はシマノでした)、固めだけど横幅があって乗り心地良いサドル。結構快適でした。とっても人気なようで、街のあちこちでヴェリバー(私の勝手な造語……)を見つけました。
下の写真二つは、ヴェリブで移動途中に見つけた、元仏大統領シラクさん。チュイルリー公園の中をお付きの人(?)と一緒に歩いていました。「ムッシュ・シラク」という周りの声に気軽に応対、一緒に写真に写ったり、握手したり、とっても気さくな方でした。グレーのスーツの背中に哀愁が漂っていたのは、時の流れのせいでしょうか。
7月14日といえば、フランス革命記念日。朝はシャンゼリゼ通りで軍隊行進、夜はエッフェル塔前で花火があります。私が毎年見逃さないのは花火の方。今年は、天気予報では夏らしい快晴、花火前にはミシェル・ポルナレフの無料コンサートがあるということなので、エッフェル塔のあるシャン・ド・マルス公園でピクニックをすることにしました。到着してみると、あまりの人の多さに閉口。考えることはみな同じ……。でもいい感じの芝生を見つけて、ミシェルの歌を聴きながら(コンサート会場からはかなり遠いところを選んだので、歌ってる姿は見ないまま)ピクニックを楽しみました。夕暮れの中で聴く「Tout,tout pour ma cherie」「Goodbye Marylou」なんかよかったです。ル・モンド紙によるとこのコンサートに60万人以上集まったとのことです(!)。
ずっと涼しかったパリ。やっと今日から暑くなり、最高気温が28度となりました。やっぱりこれぐらいないと夏だと言えませんね。梅雨の日本から来ている友人夫妻も大喜び。ラッキーですよ、お二人さん。そんなお二人とリュクサンブール公園付近をうろうろしていたら、巨大たこを発見。1906年にモナコのアルベール一世が設立したという海洋学研究所の入口でした。研究所のサイトにもたこが登場しています。フランスのお魚屋さんではあまり見ないし、悪魔の使い的イメージが強いたこ。なぜここのキャラクターになったのかは不明です。
5月23日のジャーナルでご紹介したジャック・プレヴェールの30の詩とお話が収められた絵本Balades。それと同時に「L’opera de la luneつきのオペラ」の復刻版も発刊されていました。Baladesとは違って、ハードカバーで紙質もいい感じ。表紙も中も新しいイラストになっています。以前の版とは違って少し鮮やかな感じ?見返し部分にはつきと主人公のミシェルくんのかわいいイラストも描かれています。
La Cité de l’architecture & du patrimoine(直訳すると「建築と遺産の都市」)が秋の全館オープンを前に一部が3月にオープンしました。入口は矢印をたどっていった建物の端っこのひっそりとした所。クリスチャン・ド・ポルザンパルクの展示(Rever la ville)と150のフィルムで現代の建築を紹介する展示(Avant/Apres)を見ました。私が実際に訪ねたいと思った建物は、ポルザンパルクのエルジェ博物館(2009年開館予定)とフランク・ゲーリーのヴィトラ・デザイン博物館。
すべての展示を見終わって違う入口から出てみたら、なんか見たことのある眺め。そういえば、ここは数年前までシネマテーク・フランセーズで、短編映画をよく見に来てました。今はそのまま博物館のAudiotrium(上映室)になっているようです。国の機関なはずなのに、館内を番人のように徘徊していた巨大なネコが懐かしい。あのネコはどうしてるかな?