オペラ座前の重低音
土曜日に、8区で行われた蚤の市の帰りにオペラ駅前を通ると、すごい重低音が。毎年この時期に行われるテクノパレードでした。オペラ座前は、ゆっくりと進むパレードのバスの後ろを、踊るわけでなくぞろぞろとついていく人で溢れかえってました。パリに来たばかりの時は、わざわざテクノパレードを見物しに行ったものですが、今回は、偶然に遭遇したパレードのうるささに、そそくさと逃げ帰ってきました。その影響か普段は混まないはずのメトロもぎゅうぎゅうでちょっとゲンナリ。
土曜日に、8区で行われた蚤の市の帰りにオペラ駅前を通ると、すごい重低音が。毎年この時期に行われるテクノパレードでした。オペラ座前は、ゆっくりと進むパレードのバスの後ろを、踊るわけでなくぞろぞろとついていく人で溢れかえってました。パリに来たばかりの時は、わざわざテクノパレードを見物しに行ったものですが、今回は、偶然に遭遇したパレードのうるささに、そそくさと逃げ帰ってきました。その影響か普段は混まないはずのメトロもぎゅうぎゅうでちょっとゲンナリ。
家からほとんど出なかった日は、夕飯前に堪えきれず、ちょっと散歩してしまいます。今日はセーヌ川方面へ。階段を下りて川岸に行ってみると、目の前に大文字の送り火が……!と思ったら、船のライトの飾りが、偶然にも「大」の文字に見えてるだけでした。
このセーヌ川岸のQuai Montebelloで今日から3日間、Les marches flottants du Sud-Ouestフランス南西部の浮かぶマルシェという物産展が行われています。南西部といえばの、フォアグラ、鴨製品、プルーンなどを筆頭にいくつかのスタンドが並びます。このイベントで楽しいのは(というかお得なのは)、会場で配っている専用紙袋を持って並ぶ、南西部産の野菜やフルーツの配給。私は数年前、りんごと紫にんにくとぶどうを貰いました。どれもおいしかったです。
噂には聞いていた、ベルヴィル公園からのパリの眺め。ずっと気になってはいたけれど、ベルヴィル駅付近の雰囲気が微妙なので、行ったことありませんでした。先日、駅前で不定期の蚤の市が開かれてるので、ついでに行ってみることに。公園は駅から坂を上った高台にあるのですが、いくつかの坂道を覗いてみたら、人通りも少なくて、異国情緒たっぷり。結局たじろいでしまい、ベルヴィルの次のピレネー駅の高台から下って行くことに。そしてたどり着いたのがこの眺め。公園の中は緑たっぷりで、いい感じ。近いはずなのに駅と公園は別世界のようでした。
左の写真の真中あたりに尖がっているのはエッフェル塔。右の写真は公園内でダンス(体操?)を練習するグループ。
今日ローマ法王がうちの近所のLe college des bernardinesとノートルダム寺院を訪れるというのは知ってましたが、すごい人でびっくりです。多くはカトリック教徒の方のよう。あらためて、ここがカトリックの国だったというのに気付かされました。近所の郵便ポストは、テープでぐるぐる巻きにされ、こんなことになってました。ちなみに貼られた紙には「ブノワ(ベネディクト)16世の訪問のため、この郵便ポスト使用できません」と書かれてます。
私がよく通うスーパーマーケットの1つFranpirixフランプリ。Rue de Poissyという静かな通りにひっそりとあります。この前の土曜日そこを通ったら、うようよと人がいてビックリ。この週末はLe college des bernardinsコレージュ・デ・ベルナルディンのオープン記念の無料公開日だったのでした。どこからともなく人が集まってくるもんですね。私も時間があれば、列に並んでいたでしょう……。ここは、1245年に立てられたカトリック系の高等教育機関で、12日にはローマ法王も訪問するそうです。これからは、いろんな文化的なイベントも催されるようで、興味深いです。個人的には11月15日から始まるClaudio Parmiggianiの立体作品の展示が特に気になります。
今日は蚤の市で、アラブ語の子どもの教科書を見つけました。売ってくれたおばさんに、どの国の教科書か聞いたけれど、「アラブよ、アラブ」と応えるのみ。アラブ諸国といっても、十数カ国あるのに、全ての国の教科書が共通なんですかね?
ヨーロッパの教科書と構成はあまり変わりませんが、部屋や食事風景のイラストがアラブの文化を感じさせてくれます。この教科書のイラストはヘタウマ&コワかわいいのが魅力的で、左のイラストは、水に浸かってる男の子がボートの子を水の中に引きずりこもうとしてるように見えるし、右のイラストは、かなり困りきったお父さん、とっても意地悪そうな妹、無表情な兄。どういう状況かとっても気になります。
うちから歩いてちょうどよい距離なのと、途中セーヌ川を眺められるのと、入館無料(これが一番のポイント?)なので、ときどきふっと訪れるParvillon de l’Arsenal(パヴィヨン・ドゥ・ラルセナル)。建築系のギャラリーです。現在「Architecture=Derable建築=接続可能な」「Accords Chromatiques色彩の調和」という2つの展示が行われています。上の写真はAccords Chromatiquesの展示で、1200~2010年に作られたまたは作られるのパリの建築がいくつか紹介されています。エッフェル塔、ル・コルビュジエの救世軍難民院、今秋完成するCite de la mode et du designモード・デザイン都市などなど。ここに載ってる建築物の簡単な説明と写真がプリントされた紙が頂けるようになっていて、静かな会場で、紙をはがす音が響いていました。