7年前の12月15日にパリに移り住んできた私。アパートがなかなか見つからず、仮に借りていたアパートも出なくてはならなくなりました。近所に安くて居心地良いホテルを見つけ移動することに。23日にアパートは見つかったものの、入居できるのは29日。当時は部屋からネットにつなげることもできず、毎日街をうろうろしていました。24日は夕方からお店が閉まり、ノエル当日はパン屋さんと中華お惣菜屋さん以外ほとんどのお店が閉まってるので、することもなく映画館へ。見たのはセドリック・クラピッシュの「パリの確率」。後日買ったサウンドトラックは、聞くたびにパリに来たばかりの頃を思い出しノスタルジックになってしまいます。
そんな12月25日、今年はパトリス・ルコントのコメディ映画「Mon meilleur ami（私の一番の友だち）」を見に行きました。親友のいない主人公が仕事のパートナーと賭けをして10日以内に親友を見つけてくるというお話。そういえば私に親友と呼べる人ていたっけ？とドキリ。笑ってばかりもいれませんでした……。

クリスマスムードたっぷりのデパートの食料品店ラ・グランド・エピスリーで買ったイタリア産ピノキオ・ビスケット。パックの留めが木でできたピノキオの顔だったもので、ついつい買ってしまいました。かといって、ピノキオ大好き！というわけでもないのだけど……。そんなラ・グランド・エピスリーの今年のクリスマスカタログはかなり豪華。イラストレーターはエリック・ジリア。６ページにわたってシールがたっぷりついているのですが、何のためについてるかは不明。でもなんだかうれしい。

ストラスブールで買ってきたアルザスワイン「リスリング」を持ってMさん宅へ遊びに来ました。扉をあけるとどかーんと大きなクリスマスツリーがお出迎えしてくれました。街角でモミの木を売ってるのはよく目にするのですが、なかなかクリスマスツリーを飾ってるお宅におじゃまする機会がありませんでした。子どもがいないとあんまり飾らないようです。さて私にとってはお久しぶりのクリスマスツリー、ちょっと観察してみました。まずてっぺんには手作りらしきサンタさん。長い帽子と星型のボタンがキュート。靴下もいっぱい飾ってありました。24日の夜にはやっぱりプレゼントが詰められるのでしょうかね？そしてなんだか黒い物体が、と思ったら黒いニャンコのマスコットが隠れておりました（？）。右上の写真にこっそり写っているのは、ジャズピアニストの椎名豊さん。現在リオネル・ボッカラさんらとトリオを組んでヨーロッパをツアー中。今週末22日、23日にはサン・ルイ島のLe Franc Pinotでライブが行われるそうです。パリにいらっしゃる方はぜひ！

懐かしのクリスマス市を思い描いてきた今回の旅行。夜のイルミネーションにはとってもワクワクしたけれど、売っているのはどこのお店も同じような商業的なものばかり。「昔は良かった～」と懐古主義なことを言うのもいやなのだけれど……。時の流れのせいなのか、ドイツでないからこうなのか、どうなのでしょう？
結局、スカンジナビアのブースで（?）木でできた素朴なオーナメントを４つほど購入しただけとなりました。

旅行にくると必ず立ち寄るのが観光案内所。まずは地図をもらって、ネットで調べてきた情報を窓口で再確認。便利なパンフレットや数時間で回れるツアーの案内などもあるので、中をウロウロくまなくチェック。そんな現地での情報収集も楽しいものです。
今回は教会でのクラシックコンサートの情報を得、行ってみることに。テレトン（遺伝病の研究費を集めるためのチャリティイベント）の一環のコンサートでした。10代から20代の音楽学校の学生によるものでしたが、ハイレベルなハープ、フルート、クラリネットの調べにうっとり。

十数年前に初めて訪れたドイツで体験したクリスマス市。初めての海外旅行、初めてのヨーロッパということもあってか、夢のようなひと時でした。手作りの素朴な雪だるまのオーナメント、かわいいスタンプやクリスマスカード、クリスマス市オリジナルのコットンのショッピングバッグ、屋台では飲んだホットミルクの陶器のゴブレットをおみやげに持って帰りました（このゴブレット返却するとお金がいくらか戻ってきますが、そのまま持ち帰ってもOKなのです）。今回はドイツではないけれど、フランスの東端の街ストラスブールにやってきました。もちろん念願のクリスマス市を求めてです。
4時間の電車に揺られストラスブールの駅に到着。トラムのりばを探してキョロキョロしていたら、上品なムッシューが行き方を教えてくれました。会議（？）で何度も来日したことがあるそうで、親日的な方でした。そんなムッシューは駅に奥様を迎えに来ていて時間があるらしく、ストラスブールの観光スポットやレストランを教えてくれました。もちろん夜は薦めてもらったレストランシェ・イヴォンヌへ。フォアグラのクネル（肉や野菜をすりつぶして卵などでまとめ、形どってゆでたもの）を頂いたのですが、と～ってもおいしかった～。

この時期になると気になるのが、ノエル用切手。といっても、フランスは多宗教の国だからでしょうか？「Noel」ではなく「Meilleurs Voeux」（「良いお年を」的な意味）という文字が書かれています。
私は切手が付いた封筒とカードのセットを毎年利用してるのですが、最近デザインがだんだん怪しくなっています。去年の白クマとペンギンのシリーズは最後の最後で仕方なく買ったのですが、今年のトナカイはちょっとキツイです……。素敵なイラストやデザインとかいっぱいあるフランスなのに、何でこれが採用されるのかな～？そんな今年のイラストが気になった方はコチラへ（フランスの郵便局のサイトです）。
上の切手は同じ時期に発行されたフランス赤十字のもの。こちらはうって変わってすっごくかわいい！公募で選ばれた子どものイラストだそうです。

久しぶりに獣医さんへ行ってきました。もちろんウチのビールを連れて。一年に一回の予防接種です。今回の先生はきっちりした方のようで、丹念に体のチェックもしてもらいました。私としてはうれしいのですが、本人はとっても迷惑そう。とうとう人生（猫生？）3度目の「フーッ(怒)！」が出ました。

昨日11月30日、アッチュム初めての本「アッチュム！フランスのかわいい古書を探しに」が青山出版社より発売されました。書店にはまだ並んでいないのですが、http://www.amazon.co.jpや
http://7andy.yahoo.co.jpのサイトではもう発売されておりました。まだ実物を手にしてないせいか、何だか不思議な感じですね。
と、そんなめでたい30日、友人ＭさんのブティックCulotteの6周年パーティに行ってきました。お店の名前でもあるかわいいパンツがいっぱい並んでおりました。ちなみにお洋服中心のセレクトショップです。右端の子は彼女の愛犬ポンちゃん。うちのブログにも何度か登場しています。暖かいふかふかのコートの友人Kちゃんに抱かれてゴキゲン。