東京からパリに来ている友人と一緒に郊外の小さな町へ行ってきました。向かった先はオヴェール・シュール・オワーズ、ゴッホ終焉の地です。昼に思い立ったの行ったのですが、暗くなる前に町を堪能して帰って来れました。
今フランスはトウッサン(万聖節）のヴァカンス、11月1日はお墓参りの日でもあります。それもあってか、ゴッホの眠る墓地は花、花、花とお墓なのにとってもにぎやか。お墓を丁寧にお掃除するご夫婦も何組か見かけました。

新しくアッチュムから本を出すことになりました。来月末の発売予定です。今までサイトで扱ってきた本を中心に新しいものも含めて200冊以上どーんとご紹介いたします。
で、その作業がちょっと落ち着き、久しぶりに映画でもと調べてみたら、パリはアニメづいてました！（と思っているのは私だけ……？）
まずは、9月27日に公開された「Monsieur et monsieur」ブジェチスラフ・ポヤル監督のチェコアニメ 『ぼくらと遊ぼう』シリーズ。10月4日に公開された手塚治虫の1962年の作品「ある街角の物語」。そして11月15日からポンピドゥーセンタで行われるノーマン・マクラーレンの上映会！大好きな作家なのですが、今までに見たのは数作品……。見る機会を逃していました。ノーマン・マクラーレンのDVD7巻セットが今年ONF（カナダ国立映画制作庁）から発売された記念の上映会。今からそわそわしています。

郵便受けを空けて目に入ったのは、普通そこではお目にかからないもの。スイスのチョコレートメーカー Lindtの板チョコでした。しかも裸のまま。夫か友達が入れたのかな～と思ってみたけれど、理由が全く分からない。手にとってはみたものの、郵便受けに戻してしまいました。その後もやっぱり気になるので、Lindtのサイトを見てみると、「パリ地域在住のお宅の郵便受けにLindtからチョコの試供品のプレゼント」みたいなことが書かれてあったのでした。でも、住人か郵便配達の人ぐらいしか入れないはずのアパートにどうやって入ったのか、ちょっと不思議です。結局、チョコレートの出先は分かったものの、やっぱり食べれなさそう……。

日本から来ているお友だちと一緒にパリ市近代美術館へ行ってきました。アメリカのネオン・アーチストDan Flavinの展示、８日が最終日だったのです。お友達が来てなかったら、きっと見逃してたと思います……。
他の美術館で、彼の作品を単品で見たことあったのですが、数揃うとインパクトがあります。
その中の赤い電球が数個並んでる作品の電球が１つだけ消えてたので、係員さんに聞いてみました。「ホントはこれも点いてないといけないんだけれど、偶然一昨日電球がきれたのよ。替えの電球は特別に注文しないといけないからね。これがフランスよ～！ハッハッハッ～」と気さくな黒人のおばさん係員。
その後、会場を回っていて、会場案内図のどこに自分たちがいるのか分からなくなったので、別の係員に聞いてみました。するとしばらく地図を眺めた後、自身満々にここだ！と言われました。でも、なんか怪しかったので、作品と比較しながら会場案内図を見直してみると、教えてもらった場所と全く反対の場所に自分たちがいることに気づいたのでした。まさに、これがフランス!?